第10回:基本テキスト第3巻/第1編:高齢者保健医療の基礎知識/第4章:介護技術の展開

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さて今回は介護技術の展開です。まずこの範囲で学習する介護支援専門員基本テキストの目次は

・身体介護と家事援助の関連
・食事および嚥下困難への対応
・排泄および失禁の介護
・褥瘡への対応
・睡眠の介護
・清潔の介護
・口腔のケア

となっています。


さて、具体的な介護技術について見ていきます。


【食事の介護】

食事の過程

 食欲→摂食→咀嚼→嚥下→消化・吸収→排泄


食事の介護でしっかり覚えておきたいのは「嚥下」に関してです。

 誤嚥性肺炎
 食道から胃に行くはずのものが気管内に入ってしまって
 肺炎を起こすもの。

 (cf)沈下性肺炎
 寝たきりなどで、長く仰けの姿勢でいると、血液が重力で鬱滞し、
 細菌などが繁殖しやすい条件になるため、炎症を起こすもの。

 嚥下しやすい食事
 プリン状・ゼリー状・とろろ状

 嚥下しにくい食事
 スポンジ状・練り物(かまぼこなど)・わかめ・のり・大豆
 ・ごま・こんにゃくなど


【排泄及び失禁の介護】

 尿失禁の種類

 腹圧性尿失禁
 咳をしたときなど、おなかに力が入り漏らしやすいもの。

 切迫性尿失禁
 脳血管障害等で、尿意を長く我慢できないために失禁するもの。

 反射性尿失禁
 脊髄損傷などで、本人の意思とは関係なく
 反射的に失禁してしまうもの。

 溢流性尿失禁
 前立腺肥大などにより、たまった尿がだらだらと漏れてしまうもの。

 機能性尿失禁
 排尿機能に器質的な問題はないが、認知症などで、
 排泄動作が適切にできないために起こるもの。

 失禁への対応
 安易なおむつの利用は自尊心を傷つけるため、 
 本人の納得のいかない着用は認知症などを引き起こす。
 留置カテーテルは尿意の後退をもたらし、
 尿路感染症を起こしやすい。

 便秘
 寝たきり高齢者は便秘になりやすいため、
 マッサージや食事などで改善を試みる。


【褥瘡への対応】

褥瘡とは、床ずれのことで、皮膚が赤くなる(発赤)から、血流が悪くなり黒ずんできて(壊死)、皮膚がむけ、傷口がただれて潰瘍状となる。傷口から感染症を起こし、まれに死に至る怖い症状です。

発生要因:体重による圧迫持続・不潔・湿潤・摩擦・栄養不良

予防:体圧除去のため2時間ごとの体位変換
   :清潔を保つため入浴や清拭を心がける。
   :マッサージ(発赤部分は避ける。
   :おむつはよごれたらすぐ交換する。
   :高タンパク・高カロリー・高ビタミンの栄養補給に努める。


【口腔ケア】

口腔には、咀嚼・嚥下・発音・呼吸という機能があります。

口腔ケアには
機械的清掃法:ブラッシング(歯磨き)・フロッシング(歯間磨き)
科学的清掃法:リンシング(口腔のすすぎ)
があります。

口腔ケアを丁寧に行うことにより、口腔内での菌の繁殖を防ぎ、
誤嚥性肺炎の予防にもなります。
また、義歯を外した後の口腔・経管栄養を使用している
利用者の口腔もケアの必要があります。

義歯の手入れ
義歯清掃は必ず口から取り外し、1日1回必ず歯ブラシで磨く。
夜は義歯洗浄剤に浸して保存する。

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このページは、ikuが2007年12月23日 12:21に書いたブログ記事です。

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